私共邦楽器を取り扱う者にとりまして楽器は糧です。諸先生方におかれましても片腕で有り、身体の一部で有り、頼む杖で有ろうかと存じます。しかしながら人間と同様に永久不変と云う訳にいかず、傷つき、痛み、老いて行くのは止める事が出来ません。しかし 廃品、塵芥と一緒の扱いは、私共にとりましてとても心が痛み出来ることでは有りません。そこで 生み出してお渡し致しました者が最後の始末を引き受けるのが当然と考えました。幸いな事に、私共の同業の先達たちが、箕面瀧安寺に辧天像を建立し、供養致して居ります。御住職様に御相談申し上げました所、心良くお引受け下さり日の開山忌大護摩法要の当日に、観音堂前において楽器供養祭を執行いたします。
皆様ぜひお参りに下さいます様お願いいたします。
尚、御不明な点に付きましては、御愛顧を賜わって居ります当組合員またはメールにて 御問い合わせて下さいます様お願い申し上げます。
例年の和楽器供養の様子
箕面瀧安寺にて
山伏によるほら貝の合図~読経







